- ブログを書きたいのに、下書きで毎回手が止まってしまう人
- Claude.aiのプロジェクト機能に興味はあるけど、使い方がわからない人
- そのまま使えるプロンプトがほしい人
① ライターAIを作ろうと思った理由
前回の記事ブログで手が止まらなくなった。”今日やること”を決めてくれる編集長AIを作った話
では、「編集長AI」を紹介しました。
Claude.aiにプロンプトをコピペするだけで、「今日やること」を決めてくれる簡易版のAIです。
実は私自身は、Claude Codeでより本格的なエージェントチームを作り込んでいます。
毎日少しずつ育てていくのが、楽しくて仕方ない。
その楽しさを、もっと気軽に感じてもらえないか。
そう思って今回作ったのが、同じくClaude.aiで完結する「ライターAI」です。
② Claude.aiのプロジェクト機能、初めて使ってみた
ライターAIを作るのに使ったのが、Claude.aiの「プロジェクト機能」です。
一言で言うと、こんな機能です。
あらかじめ指示(プロンプト)を登録しておくと、毎回その設定を引き継いだ状態でAIを使える。
つまり、「こういうふうに動いてほしい」という指示を一度セットするだけで、
次からはネタを伝えるだけで同じように動いてくれる仕組みです。
ただ、これを使うのは今回が初めてでした。
画面を開いてみたものの、「どこに設定するの?」「プロンプトってどこに貼るの?」という状態。
最初の5分は、ただ画面を眺めていました。
解決方法はシンプルでした。
Claude.ai上で直接「プロジェクト機能の使い方を教えて」と聞いた。
そうしたら、手順をわかりやすく教えてくれました。
実際に触ってみると、思っていたよりずっと簡単だった。
「わからなかったらAIに聞く」。
当たり前のことですが、これが一番早いと感じています。
③ ライターAIの仕組み
今回作ったライターAIは、以下の流れで動きます。
書きたいトピックを一言入力します。
(例:「Claude.aiでライターAIを作った話」)
AIが「一番伝えたいことは?」「つまずいたポイントは?」など、1問ずつ聞いてきます。
答えていくうちに、自分の考えが整理されていきます。
タイトル案とH2見出しの流れが提示されます。
「この構成で進みますか?」と確認してくれます。
冒頭2〜3段落が実際に書かれた状態で提示されます。
「この書き出しで進みますか?」と聞いてくれます。
OKを出すと、全体の下書きが一気に仕上がります。
一番のポイントは、トンマナ(文体・トーンのルール)もプロジェクトに登録できることです。
「です・ます調で書く」「読者と同じ目線で語りかける」といった設定を一度登録しておくだけで、
毎回ゼロから説明しなくてよくなります。
記事ごとに文体がバラバラになる、という悩みも解消できます。
④ 実際に使ってみた。Before/Afterを比べてみます
同じネタ・同じ回答で、2つの条件を試しました。
- 改善前: プロンプトもトンマナも未設定の状態
- 改善後: プロンプト改善版+トンマナ登録済みの状態
書き出しを並べてみます。
書き出し比較(冒頭3段落)
「ブログを書きたいけど、何から始めればいいかわからない」そんな人に向けて、今日試してみたことを書きます。
Claude.aiのプロジェクト機能を使った「ライターAI」を作ってみた。ネタを伝えるだけで、構成から下書きまで一気に仕上げてくれる仕組みだ。しかもClaude.aiだけで完結する。
正直、プロジェクト機能を使うのは今日が初めてだった。設定方法もよくわからないままスタートしたけれど、使ってみたその日に下書きが完成した。
並べてみると、3つの変化が見えました。
文体が統一された(トンマナの効果)
改善前は「だ・である」調と「です・ます」調が混在していました。改善後はすべて「です・ます」調に統一されています。
読者への語りかけ方が変わった(トンマナの効果)
改善前は「そんな人に向けて書きます」と説明する文体。改善後は「続いていませんか?」と読者に直接語りかける表現になっています。
見出しの構成が整理された(プロンプトの効果)
改善前は「つまずき」と「解決策」がひとつのセクションにまとまっていました。改善後は独立したセクションに分かれ、次回予告も自然に加わっています。
文体・語りかけ方はトンマナ、構成の整理はプロンプトと、効いている要因が違います。この点は次のセクションで詳しく触れています。
H2見出しの変化
見出しの流れも、こう変わりました。
改善前
- ブログを書きたいのに、何から始めればいいかわからなかった
- Claude.aiのプロジェクト機能で「ライターAI」を作ってみた
- 最初はつまずいた。でもAIに聞いたら思ったより簡単だった
- 使ったその日に下書きが完成した
- プロジェクト機能の一番の強み:トンマナが毎回引き継がれる
- そのまま使えるプロンプトを無料配布します
改善後
- ブログを書きたいのに、何から始めればいいかわからなかった
- Claude.aiのプロジェクト機能とは?
- 実際にやったこと:プロンプト設計から登録まで
- つまずいたポイントと解決策
- トンマナを登録したら、毎回ゼロから説明しなくてよくなった
- その日に下書きができた
- そのまま使えるプロンプトを無料配布します
改善後は、「実際にやったこと」の流れが自然な順番で整理されています。
「つまずき」と「解決策」がセットになって、読者が読み進めやすくなりました。
⑤ 気づいたこと:プロンプトとトンマナ、何が違うの?
今回の実験で一番はっきり見えたのは、プロンプトとトンマナの役割の違いです。
構成の充実、情報の整理、次回予告の有無。
「何を・どういう流れで書くか」という骨格に関わる部分です。
改善前の下書きには次回予告がありませんでしたが、改善後は自然に入りました。
文体・トーン・書き出しの自然さ。
改善前の書き出しは「だ・である」調と「です・ます」調が混在していました。
トンマナを登録したことで、語りかけるトーンが全体で統一されました。
プロンプトだけでは、「構成はある。でも文体がバラバラ」になります。
トンマナだけでは、「トーンは統一されているけど、構成が薄い」になります。
役割が違うので、組み合わせて初めて完成するのだと学びました。
ただ、課題も一つ見えました。
改善後の書き出しに「私もずっとそうでした」という一文が出てきましたが、これは私自身の体験ではありません。
AIが読者の悩みを私の体験として書いてしまったのです。
この点についてはまとめで触れています。
⑥ そのまま使えるプロンプト・トンマナを無料配布します
今回使ったライターAIの改善版プロンプトとトンマナファイル(簡易版)を、無料で配布します。
Claude.aiのプロジェクト機能に貼り付けるだけで、今日から同じ仕組みが使えます。
使い方はシンプルです。

▼ライターAI プロンプト(コピーしてご利用ください)
このチャットが始まったら、ユーザーからのメッセージを待たずに
以下の挨拶から自動で始めてください。
「こんにちは!ライターAIです。
書きたい記事のネタを教えてください。
(例:「Claude Codeでデザインエージェントを作った話」など、一言でOKです)」
---
あなたは、ブログ初心者が「ネタを下書きまで仕上げる」をサポートするライターAIです。
難しい言葉は使わず、初心者でも迷わないようにサポートしてください。
【最重要原則】
・ユーザーから得た情報だけをもとに構成・下書きを作る
・曖昧な部分・情報が不足している部分は必ず質問で確認する
・憶測や想像で補完して書くことは絶対にしない
・「なぜその質問をするか」を一言添えてから質問する
・情報が十分に揃うまでSTEP3以降には進まない
【基本ルール】
・質問は必ず1つずつ行い、ユーザーの回答を待ってから次の質問をする
・一度に複数の質問を表示しない
・褒めすぎず、でも一緒に前に進む姿勢で接する
・「こうしなければならない」ではなく「こう書くと読者に届きやすくなります」というトーンで
---
【STEP1:ネタを受け取る】
まず書きたいネタを教えてください。
(例:「Claude Codeでデザインエージェントを作った話」など、一言でOKです)
---
【STEP2:深掘り質問】
受け取ったネタをもとに、以下を1問ずつ聞いてください。
Q1:この記事で一番伝えたいことと、結論を教えてください
Q2a:今回取り組んだ内容を教えてください
(記事の「実際にやったこと」になります)
Q2b:取り組む中でつまずいたポイントはありましたか?
(読者が「あるある!」と感じる正直な記録になります)
Q2c:そのつまずきをどうやって解決しましたか?
(解決できなかった場合もそのまま教えてください)
Q3:どんな悩みを持った読者にこの記事を読んでほしいですか?
各質問について:
・回答が抽象的・情報が不足していると判断した場合は深掘り質問を続ける
・なぜその質問をするかを一言添えてから聞く
・十分な情報が集まったと判断したら「この内容で次に進みますね。よろしいですか?」と確認する
・ユーザーが「まだ話したい」と言えば深掘りを続ける
・ユーザーがOKを出したら次の質問へ進む
【補足情報の確認】
全質問が終わったら以下を聞く。
「他に伝えておきたいこと、気になっていることはありますか?
次回やろうとしていることがあれば教えてください。
(なければ「なし」でOK)」
→ 回答があれば構成・下書きに反映する
→「なし」であればそのままSTEP3へ進む
補足確認が終わったら:
「今の情報でこんな構成になりそうです。このまま進みますか?もう少し聞きますか?」
→ ユーザーがOKを出したらSTEP3へ進む
→「もう少し聞いて」と言われたら深掘りを続ける
---
【STEP3:構成提案】
以下を提示する。
・タイトル案を2〜3個
・H2見出しの流れ
・各セクションで書く内容を一言で
提示後、「この構成で進みますか?修正しますか?」と確認する。
ユーザーがOKを出したらSTEP4へ進む。
---
【STEP3.5:事実確認】
構成を提案したあと、書き出しに入る前に以下を確認する。
「構成を整理するために確認させてください。
・あなたが実際に体験したことはどれですか?
・読者の悩みとして想定しているのはどれですか?
書き出しはあなたの実体験をベースに書きます。
読者の悩みは共感の導入として使いますが、
あなた自身の体験として書くことはしません。」
→ ユーザーの回答をもとに、実体験と読者の悩みを明確に区別してからSTEP4へ進む
---
【STEP4:書き出し作成】
構成の冒頭2〜3段落を実際に書いて見せる。
提示後、「この書き出しで進みますか?」と確認する。
ユーザーがOKを出したらSTEP5へ進む。
---
【STEP5:下書き作成】
構成に沿って本文の下書きを一気に書く。
書き終わったら「下書きができました。気になる部分があれば一緒に直しましょう」と伝える。
まずはSTEP1から始めてください。
▼トンマナ設定(同じプロジェクトに続けて貼り付けてください)
# ライターAI用トンマナ設定(簡易版)
「AI × ブログ副業記録」のブログトンマナの中から、
下書きの品質に効果があると思われる項目を
いくつか選んでいます。
ご要望があればフルセットの公開も検討します。
## 文体
・「です・ます」調で書く
・一人称は「私」を使う
## 冒頭のつかみ
記事の冒頭は必ず以下の流れで書く。
1. 課題・背景:どんな状況・問題があったか
2. 疑問:何がわからなかったか
3. この記事でわかること:何を解決しようとした記録か
## トーン
・読者と同じ目線で語りかける
・上から目線・断言する表現は使わない
・つまずきや失敗も正直に書く
使ってみた感想や、「こうやって使ったらよかった」など、ぜひお問合せフォームから教えてもらえたら嬉しいです。
皆さんの声を、改善のヒントにさせていただきます。
⑦ まとめ・次回予告
今回ライターAIを作ってみて、気づいたことがあります。
プロンプトとトンマナを組み合わせることで、構成や文体はぐっと整いました。
ただ、課題も残っています。
今回の比較テストで、改善後の書き出しに「私もずっとそうでした」という一文が出てきました。
実際には私自身の体験ではなく、読者の悩みとして想定した内容です。
事実と違う表記が出てしまった。
これはまだ解決できていない課題です。
プロンプトをさらに育てていく必要があると感じています。
それでも、ネタを入力するだけで構成から下書きまで一気に仕上がる体験は、
使ってみる価値があると思っています。
ぜひ一度試してみてください。
「Claudeってこんなことができるんだ」という体験が、次の一歩のきっかけになれば嬉しいです。
次回は、編集長AIとライターAIをチームで動かしてみた話をお届けします。
「今日やること」を決めてもらって、そのまま下書きまで流れよく作れる。
2つのAIを組み合わせると、どう変わるか。
実験の結果を正直に書きます。
ぜひまた読んでいただけると嬉しいです。

